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台湾の珠算団体の一つである社団法人中華実用珠算研究学会では、隔年開催で、世界各国からの参加を得て「洲際珠算競技大会」を開催している。本年は、去る7月30日に台北市で、第5回大会を開催した。日本からは、日本珠算連盟のホームページに "そろばんの話し"をご提供いただいている珠算史研究学会(名誉会長=国士舘大学名誉教授・鈴木久男氏)に所属している方々が中心になり、引率、選手の総勢35名の日本交流親善団(団長=元日本珠算連盟副会長・岡野英也氏)が訪台した。結団式は、訪台に先立つ28日午前8時から、成田空港特別室にて行われた。式では、団長からの挨拶に続いて、副団長・小森谷久雄氏(古河珠算連盟会長)、副団長・菅野明氏(東京珠算教育連盟副理事長)、総務・岡野千明氏(珠算史研究学会運営委員長)からそれぞれ結団の経過などの説明、さらに総監督・石川敬氏(仙台珠算連盟顧問)から選手に対して今回の競技大会参加に当たっての心構えなどの説明があった。台北に向かったのは、10時30分のEG201便、台北桃園国際空港に到着したのは現地時間の12時55分、時差は1時間。 台北市の夜は賑やかで、人出も多く東京のアメ横のような風情がある。翌日(29日)夕方は台湾側招待の夕食会が催された。この日は、合同練習が予定されていたが、会場の都合で急遽中止となったこともあり、選手達は、それぞれの自室で翌日の大会に向けての調整となった。 参加選手の総数は500名という盛況ぶり。大会は30日午前10時に開始された。各国代表選手が、大会旗の入場に続いて、それぞれの国旗をもって、アメリカ、ブラジル、日本、ニュージーランド,シンガポール,韓国,台湾の順に入場した。初めに、大会会長の潘常雄氏の開会挨拶、続いて来賓の副総統・呂秀蓮氏をはじめとする政財界の関係者が挨拶。こうした挨拶の中からは、国も政財界も揚げて珠算の振興を推し進めている台湾の様子が伺える。また、マスコミの注目度も高く、国営放送はもとより各報道機関のマスコミ関係者が大挙して押しかけている。NHK台湾支局も取材にきており、大会の模様は日本では「おはよう日本」で放映された。競技進行の説明は台北の先生から行われるが、日本の選手達には言葉が通じないことから、日本側の引率者から選手達には、"台北の選手が始めたら始め、止めたら止める"といった、国際大会ならではのユニークな指示が出されている。競技問題は、ピラミッド型問題、乗・除算各60題、各5分、見取・見取暗算各30題、各1分30秒。1200点満点。日本選手で全問計算できたのは2人。台湾の選手には、全問を暗算で計算していた選手が目につく。競技の後に企画されていた「交流会」では、各国代表の歌や踊り等が披露され、賑やかな大会となっていた。日本からの参加者達は、花笠踊りと、全員で"翼をください"を歌い、持参した"こいのぼり"50本を、ジャンケンで会場の選手にプレゼントしていた。今大会のワールドチャンピオンは、台湾の中学生・蘇珍儀さん。入賞者は、幼児、小学低学年、小学高学年、中学生、大学・一般の各部門ごとに決められている。 なお、本大会に、日本側から日本交流親善団の一員として参加・協力した珠算関係の皆さんは次の通り。<以下、敬称略>池田つね子(埼玉)、西村進一(東京)、瀬上明子(埼玉)、関根邦弘(埼玉)、山崎富貴子(東京)、瀬上治夫(埼玉)、遠藤美穂子(宮城)、坂田儀雄(東京)。
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