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日本珠算連盟そろばん有識者懇談会 そろばん文化振興分科会
第1回会合議事概要 |
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日本珠算連盟は8月31日、第1回そろばん文化振興分科会を都内で開催した。当日は分科会委員6名が出席した。
懇談会では、同分科会主査の太田敏幸氏(千葉県立君津商業高校教諭)より、同分科会の活動について、下記の4つの視点から研究をすすめたい旨説明があった後、出席委員から順次、そろばん文化振興に関する提言が発表された。また、委員の研究内容について役割分担を決めた。
(懇談会での主な意見は次の通り)
1.そろばん文化の歴史的考察
- 日本が歴史上列強に植民地化されなかった理由は、寺子屋教育(読み・書き・そろばんの教育)によるところが大きい。
- はじきながら、遊びながら、楽しみながら数字と言葉を遊ぶ和算のよさを見直す。
- 伝統文化であるそろばんの良さを明確にして、誰もが納得できる具体的なデータを集める。
- 色や大きさなどデザイン性のあるそろばん(茶球だけでないカラフルなもの)を作ったらどうか。
- 双葉社から子供向けに「クレヨンしんちゃん」のキャラクターを書籍に採用するなど子供が親しみやすい教材を作り、教育機関に働きかけるほか、各自治体・商工会議所を通じて普及させていってはどうか。
2.そろばん文化の伝承
計算ミュージアム(固定展示)や、図書館、公民館、学校における特設コーナー(移動展示)を設け、そろばんを常に人の目につかせるようにする。
また、競技大会を継続して開催するほか、博物館学芸員への指導や、学校の先生への指導を通じてそろばん文化を伝承させていく。
3.そろばん文化の効用
(1)国内教育/そろばんの力で硬直した学校教育に風穴を開けることが可能
- 文部科学省は学校支援地域本部の設立を進めているが、30年ぶりに増える授業時間にそろばんを導入するよう働きかけてはどうか。
- 学校教育の中に算盤を取り入れることで計算力が身に付きだんだんと計算が好きになるのではないか。
- 家庭で10〜15分程度そろばんの時間を作るとともに、塾の先生から集中力や忍耐力などの涵養に効果があることを保護者に説明する。
- 大学のAO入試にみられるように大学側も特色作りに熱心なので、そろばんを同入試の出願資格に採用するよう働きかける。
- 文化庁が財政支援している「日本の伝統文化・伝統芸能」の保護育成、特に若年層への教育支援の一つに、そろばんを加えるよう働きかける。
- 計算が速くなるなど、そろばんで何が身につくかをPRすることが必要。
- 生徒への効果として、計算する力・集中する力・記憶する力・情報を処理する力・我慢する力・速く聴き速く読む力・注意深く観察する力・イメージやヒラメキの力が養成される。
(2)海外教育/日本文化を世界へ広める
- アフリカ(特に南アフリカ)の貧困層の未教育の子供達に珠算を教えることで、海外にそろばんを普及させるとともに、日本文化の理解の一助にする。
4.そろばん文化の普及の方策
- そろばんを普及させるためのイベント(例えばゴーゴーそろばん隊員による活動)を実施
- コミュニティ放送局を活用しそろばんをPRする。
- 『そろばんでたどる和算の旅』無料健脳そろばん教室を通じ「毎日のそろばん習慣」が脳の健康維持に効果(和算の例題をもとに、受講者の高齢者にそろばんを使い簡単な四則計算をしていただき、そろばんが脳に与える効果)があることを検証する。他に競技大会の開催、検定試験の実施、ミニコミを通して普及させることが考えられる。
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