珠算検定
しゅざんけんてい

電卓が普及すればするほど、珠算で鍛えられた能力が役に立つといわれています。珠算は単に計算のスピードをあげるだけではなく、いろいろな能力を高めます。その一つが暗算能力。数学的な思考力や集中力、記憶力などを養成するためには「そろばん」が効果的です。

日本珠算連盟は、珠算(しゅざん)検定の7〜10級の試験を実施しているほか、日本商工会議所が主催する1級〜6級の事務処理の受託をしています。

程度・内容は、次のとおりです。  

なお、珠算検定の説明で使われている言葉には、普段、余りなじみのない言葉もありますので、初めて珠算を習う皆さんにも分かるように、簡単に説明をしておきます。

<言葉の説明>
加算
(かさん)
たし算
減算
(げんさん)
ひき算
みとり算
加算や減算をそろばんで行う計算
伝票算
伝票をめくりながら、そこに書かれている数字をたしあげる計算
法・実
(ほう・じつ)
かけ算の場合の、乗数
(かける数)が“法”、被乗数
(かけられる数)が“実”
法・商
(ほう・しょう)
わり算の場合の、わる数が“法”、答えが“商”
名数
(めいすう)
単位のついている数
無名数
(むめいすう)
単位のついていない数(整数の場合、無名整数ともいう)
円名数
(えんめいすう)
円単位のついている数

 

以下は、問題の内容について、一番やさしい10級の検定試験から順番に説明をしています。施行方法は、9・10級〜7級は制限時間20分、6級〜1級は制限時間30分の一括施行となります。なお、各級の計算レベルは次のとおりです。

  1. 10級は2ケタ(10の位)の計算能力
  2. 9級は3ケタ(100の位)の計算能力
  3. 7級・8級は4ケタ(1000の位)の計算能力
  4. 6級は5ケタ(1万の位)の計算能
  5. 5級は6ケタ(10万の位)の計算能力
  6. 3級・4級は7ケタ(100万の位)の計算能力
  7. 2級は9ケタ(1億の位)の計算能力
  8. 1級は11ケタ(100億の位)の計算能力があります。
9・10級〜7級(日本珠算連盟が実施)
9・10級
みとり算
2ケタ揃いの加算および加減算10題
かけ算
実2ケタ、法1ケタの範囲内で、法・実合わせて3ケタのもの20題
8級
かけ算
実3ケタ、法1ケタの範囲内で、法・実合わせて4ケタのもの10題
わり算
法1ケタ、商2ケタの範囲内で、法・商合わせて3ケタのもの10題
みとり算
2ケタ揃いの加算および加減算10題
7級
かけ算
実2ケタ、法2ケタの範囲内で、法・実合わせて4ケタのもの10題
わり算
法1ケタ、商3ケタの範囲内で、法・商合わせて4ケタのもの10題
みとり算
2ケタ揃いの加算および加減算10題
6級〜1級(日本珠算連盟が、日本商工会議所から事務処理を受託)
6級
かけ算
実2ケタ〜3ケタ、法2ケタ〜3ケタの範囲内で、法・実合わせて5ケタのもの20題
わり算
法2ケタ、商2ケタの範囲内で、法・商合わせて4ケタのもの20題
みとり算
3ケタ揃いの加算および加減算10題
5級
かけ算
実2ケタ〜4ケタ、法2ケタ〜4ケタの範囲内で、法・実合わせて6ケタのもの20題
わり算
法2ケタ〜3ケタ、商2ケタ〜3ケタの範囲内で、法・商合わせて5ケタのもの20題
みとり算
4ケタ揃いの加算または加減算10題
4級
かけ算
実3ケタ〜5ケタ、法2ケタ〜4ケタの範囲内で、法・実合わせて7ケタのもの20題
わり算
法2ケタ〜4ケタ、商2ケタ〜4ケタの範囲内で、法・商合わせて6ケタのもの20題
みとり算
5ケタ揃いの加算および加減算10題
3級
かけ算
実3ケタ〜5ケタ、法2ケタ〜4ケタの範囲内で、実・法合わせて7ケタの問題20題
わり算
法2ケタ〜4ケタ、商2ケタ〜4ケタの範囲内で、法・商合わせて6ケタの問題20題
みとり算
6ケタ揃いの加算および加減算10題
2級
かけ算
実4ケタ〜6ケタ、法3ケタ〜5ケタの範囲内で、実・法合わせて9ケタの問題20題
わり算
法3ケタ〜5ケタ、商3ケタ〜5ケタの範囲内で、法・商合わせて8ケタの問題20題
みとり算
8ケタ揃いの加算および加減算10題
1級
かけ算
実5ケタ〜7ケタ、法4ケタ〜6ケタの範囲内で、実・法合わせて11ケタの問題20題
わり算
法4ケタ〜6ケタ、商4ケタ〜6ケタの範囲内で、法・商合わせて10ケタの問題20題
みとり算
10ケタ揃いの加算および加減算10題

 

合 格 基 準

試験の結果は、全体を1種目として考えることから、最低点は設けません。

7〜9・10級 7級〜8級120点以上、9級120点以上、10級60点以上が合格です。
4〜6級 各級とも、210点以上が合格です。
1〜3級 各級とも、240点以上が合格です。